「伝導パスを介してMgイオンを伝導させる有機固体電解質」静岡大学 大学院総合科学技術研究科 理学専攻 講師 守谷 誠

「伝導パスを介してMgイオンを伝導させる有機固体電解質」静岡大学 大学院総合科学技術研究科 理学専攻 講師 守谷 誠

「静岡大学 新技術説明会」(2021年11月11日開催)にて発表。
https://shingi.jst.go.jp/list/list_2021/2021_sizuoka.html

【新技術の概要】
全固体マグネシウム電池向け固体電解質として展開を目的として、マグネシウムイオン、対アニオン、小分子の自己集積化と結晶化を用いて含マグネシウム分子結晶を開発した。開発した分子結晶は、結晶構造中にイオン伝導パスを有し、室温近傍の温度域でパスを介したMgイオン伝導性を示す。

【従来技術・競合技術との比較】
セラミックスやガラスといった無機系固体電解質ではマグネシウムイオン伝導性の発現に150度以上の加熱を要することが一般的であるが、今回開発した有機固体電解質は室温近傍という非常に温和な条件でマグネシウムイオン伝導性が確認されている。

【新技術の特徴】
・マグネシウムイオン伝導

【想定される用途】
・全固体電池
・センサー
・キャパシタ

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